6.衣川大先生の見聞会講話集「21世紀を幸せに生きる」より

平成22年11月23日 ベストグループ道南見聞会
衣川晃弘大先生御講話


 私は、自分が成長しないと人に良い影響を与えることが出来ないと気付いたのです。でも、私は勇気が無いのです。私は貧しい家庭で成長し、いろんな経験をしましたから、自分を守ろうという気持ちは人よりも強かったのだろうと思うのです。

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 貧乏で生みの母もいなくなり、夜逃げも経験し、引越しもしながら、無意識の中で自分を守るというのが出来たのです。そうすると自分を守る人は勇気が無いのです、チャレンジが出来ないのです。自分を守ったらチャレンジが出来ないのです。言っている意味が分かりますか? 皆、自分を守っているのです。良いと分かっていてもやる力が出ないのです。

 当時、四十年位前、二十七歳の時、お給料が十八万でした。沢山下さっていたのです。四十年前に十八万円といったら結構なものなのです。当時は、支店の経理の責任者で沢山のお金を預かっていたのです。だから、責任を与えられたわけです。そして、上場企業の本社で経理の責任者にならないですかと言われた時に、ちょっとだけ出世コースを歩みかけていたような気がするのです。でも、それを断って独立したいと思うようになったのは、サラリーマンの悲哀を見たからです。

 サラリーマンは分かるでしょ? お仕事を自分でしている経営者は、人様にどれだけ 良い影響を与えるかが分かるわけです。人様にどれだけご迷惑を掛けるか、全部経営者次第ですし、経営者によって全てが変わります。そして、サラリーマンは上司によって多大な影響を受けます。

 私が勤めをさせて頂いた時、初代の支店長は立派な方で、上場企業でしたが、後に社長になられました。もの凄く緻密です。社員には、「お早うございます」と挨拶され、頭も低いのです。そして直接の部下には、厳しく言われていました。これが当然です。これが当たり前の指導者なのです。

 私たちは、末端ですから、新入社員ですから、「衣川さん、お早うございます」と言われました。そして、支店長室からは、「があ、があ」と声が聞こえていました。「側に行けば叱られるのだな、でも、立派だな」と思いました。

 二人目の支店長は豪快な方でした。後ほど、常務になられました。三人目の支店長の時に、私はちょっと考えが変わってしまったのです。真面目な人間が嫌われるのです。ああ、支店長によってこれだけ人生が大きな影響を受けるなら、上に立つ人によってこれだけ人生が大きな影響を与えられるなら、私はサラリーマンを辞めようと思ったのです。丁度、「本社に来ないか」と言われたのですが、出世しようとも上司が変わればこんなに変わるならば、私は社長にならせてもらって自分でやってみたいと思うようになったのです。

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 「良い社長になってみたい」と思うじゃありませんか? そういう時に、母ちゃん(妻)に「独立しても良いか」と聞いたら、「いいよ」と言ってくれました。借家で電話も無くて独立したのです。ところが、心が少しだけ純粋だったのです。お客様のことしか考えてなかったのです。独立の条件が、「自分が金持ちになりたい」という今の方とは、考えが全然違うのです。

 今の人は、金持ちになりたいから独立するでしょ? 私たちは、お客様に喜んでもらいたい、自分の能力を発揮したい、その2つだけでした。もちろん、結婚したら、嫁さんも幸せにしてあげたいと当然思います。そうしたら、成功させてもらったのです、やることなす事、自分のことより、お客様第一主義ですから。お客様に喜んでもらう仕事をして初めて善い能力を発揮できるわけです。

 自分の事を考えたら、守りだから能力は伸びないのです。守っている人は、能力を発揮できないのです。守らないから、能力はどんどん出てくるのです。これが分かったら大丈夫です。だから、私の眠っていた能力、経理マンから営業が超一流になっていったわけです。何百万円の商品でも一時間もかからなくて買って下さるのです。なぜなら、お客様の事しか考えませんから。これでいくら儲かると考えたら、目が"円目"になるのではないですか? 目を見たら分かります、この人は欲が強いか、欲がない人か。いつも目に現れるのです。

 私は、今は、欲がないです。欲があるように見えますか?(会場の方に問いかけられる)。ないですね。だからお客様の為にどうすればよいか? 働いて下さる社員さんがどうしたら喜んでくれるか? そういうことだけ考えるとやはり良くなっていくのです。お仕事でも何でもそうです。

 そして、二つ目の会社の時に、「何で私は人に心が開けないのだろうか?」と思いました。ぴたっと閉じるのです。お金も貯まってきたし、社員さんも増えてきて、守りに入るのです。

 もう守ったらダメなのです。自己中心になったらダメなのです。自分さえ良ければよい、自分の家族さえ良ければよい。そうすると自分の能力は出なくなるのです。

 私の昔の三十代のDVDを見た方はおられませんか? おられますね。凄かったですね。三十五歳か三十六歳の頃ですが、何か自分個人の事を考えていましたか? 燃えまくっていましたね。夢と希望に燃えて、ただ日本が素晴らしい国になるお手伝いがしたい。「会社というのは、社員さんを国の中堅人材に育てることなり」という経営者の理念を持ちまして、働いて下さる方を日本の国にとって善き人材を育てることが企業の目的なり、と三十五歳の時に考えたのです。そうしたら、そういう立派な考えを持つから、どんどん大きくなるのです。

 実際にそうしているから、考えが立派なのです。ところが、守りに入るのです。社会に出る迄は、貧乏でした。生みの母はどこかに行ったでしょう。食べられないことがあったでしょう。自分を守る心が、次々次々出てくるのです。そうすると人との間に壁が出来るのです。私は、この壁を破るためにどうすれば良いか? 努力したものです。

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 今の日本人を見て、何故、良いと分かっていて、チャレンジなさらないのか、それは自分を守っているからだろうと思うのです。能力が出ないです。

 私は、この壁を破るために三十五歳から心の教育を受けるようになったのです。アメリカのエサレン研究所という心理療法士を育てているところがありまして、そこの方々は世界でもトップクラスの方々でした。そこを卒業した方に数年、師事しまして、能力を引き出して下さったのです。


※御講話の続きは、次回掲載させて頂きます。


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