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ベストグループ見聞会御講話集「21世紀を幸せに生きる」

衣川晃弘大先生の見聞会講話集「21世紀を幸せに生きる」第11巻より

2018年(平成30年)12月2日 ベストグループ中部見聞会 ③

この容器を体にたとえ、容器の中に入っている水を心にたとえます。ここに海があると想像します。世俗という風が吹くと、海の表面は影響を受けます。海の表面にいる人はネガティブ、否定的で、黒い心鈍性(どんせい)の人です。

黒い心(鈍性)の人はこの世のことにいつも一喜一憂して揺れているので、体も病気になりやすいのです。海の真ん中にいる人は、ポジティブ、プラス思考で赤い心、激性(げきせい)の人です。海の真ん中は表面よりは揺れていないでしょう。

ですから、物質社会で成功者と言われる方は、どっしりと落ち着いている方が多いです。ですから、海の真ん中にいる人(激性)は、海の表面にいる人(鈍性)よりも病気にもなりにくいのです。しかし最期は、ほとんどの方が病気で亡くなっておられます。

なぜなら、いつも苦しんで生きているからです。一生懸命に仕事をした結果、苦しみも同時に存在するからです。海の底は穏やかですから、海の底にいる人、浄性(じょうせい)は心が揺れていないのです。

私の幼少期に、育ての母は「心が浄(きれ)いな人は命が見えるんやで」と教えてくれました。それが、戦争を経験した当時の日本の母親の教えでした。育ての母が「晃弘、覚えておきなさい。真理を知らずして人にあらず。真理を知るために人は生まれたんやで」と言った言葉をよく覚えています。

当時はテレビが無かったので、毎日言うのです。戦前の学校の校歌には「真理」という言葉が書かれていたのです。日本は真理を知るために創られた国だったのです。真理とは光であり、愛です。ですから、日本の国旗も光(日の丸)が描かれているではないですか。

宇宙を創造し、維持し破壊する御方とはどのような存在なのか。あるいは、『GOD』の元とは何なのか。宇宙が創られる前はどのようになっていたのか。これらの真実を解き明かすことが、真理なのです。これは、経験者でなければ説明できないのです。

私は自分の体験に基づいて、命の存在や道徳の大切さについて話しているのです。命の存在と道徳の大切さの両方を知った方は、命に守られるのです。

命はゴールドの光を放射しているのです。命は目に見えないけれど、白い心(浄性)の方だけが命の存在を受け入れることができるのです。

では、白い心とはどのような心でしょうか。それは、「人類や社会のために、損得なしでお役に立ちたい」という心です。白い心の人を育て、命につながる人を育てることが、私の役目なのです。

命につながったら、今度は宇宙を創造し、維持し、破壊する御方につながる方を育てるお手伝いをさせて頂くことが、私の役目です。私は経験者だから、説明することができるのです。命につながるのはいとも簡単です。それは、命の存在を認めるか認めないか、それだけです。

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